マイボーム腺の最新治療薬「アジスロマイシン点眼薬」
2021/9/7(火) マイボーム腺について
マイボーム腺治療の目薬がある事をご存知でしょうか?
日本では2019年9月から処方が可能になった、最新の治療目薬です。
マイボーム腺機能不全(MGC)は、これと言った治療薬がなく、目を温める事やリッドハイジーンが主流でしたが、新薬の効果が報告されています。
MGCを積極的に診察している眼科は多くないので、新薬を試したい方は専門外来を受診される事をオススメします。
今日はMGC新薬のアジスロマイシン点眼薬についてご紹介していきたいと思います。
◆アジスロマイシン点眼薬の効果は?◆
米国で2007年に結膜炎治療薬として承認された点眼薬で、日本では2019年9月から処方ができるようになった目薬で、MGCへの効果が期待されている最新のマイボーム腺治療です。
抗炎症作用が高く
マイボーム腺の上皮細胞に作用して、脂の分泌を促進する事が証明されています!
ドロっとした点眼薬で少し点眼するのが難しいですが、MGCに効果が期待できます。
「眼瞼炎」と診断書に書かれると処方できる目薬のようです。
マイボーム腺が上手く機能していない事でドライアイになっている方は、ぜひ試してみたい新薬です。
◆アジスロマイシン点眼薬の副作用は?◆
点眼をスタートした2日間は、
信じられないほどしみる
痛みがある
目が充血する
などの副作用があるようで、3日すると収まってくるようです。
3日以降は一日1回の点眼でOKなので点眼を一日何回もする必要がないのは魅力的ですね。
リッドハイジーンと目の温めと併用して行うと効果が高いので、点眼をスタートしてもマイボーム腺のケアは定期的に行いましょう!