プロが教える効果的なドライアイ対策

こんな温め方していませんか?

- 仕事の合間に温めている
- 適当な温度で3~5分程度温めている
- 温かいコップ、ホッカイロで目を温める
仕事の間の温めは逆効果
温めることは、目元の血流を促進し、ピント調節する筋肉(毛様体筋)のコリもほぐし、疲れやドライアイを解消する効果があります。
しかし、温めた後、再び仕事やパソコン作業などの目を酷使する状態になると緩んだ筋肉が再度疲労して、疲れ目が悪化するとの報告があります。
ただ温めるだけでは効果が低い
目を温めるとまつ毛の生え際にあるマイボーム腺という皮脂線に詰まっている油分が溶けて涙の蒸発を防ぐ膜となってドライアイを防いでくれます。この皮脂腺に詰まった脂は、体温(36~37度)以上の温度で、10分以上温めないと「脂」が溶けきらず、ドライアイに効果が出にくいのです。
また、乾いた乾熱よりも水分を含んだ蒸気熱の方が皮膚の奥まで熱が伝わり、芯から温まり、効果が出やすいと言われています。

寝る前に40度以上の蒸気熱で10分間以上の温めをおすすめします!
40度で3分温めた場合よりも、10分温めた方が7倍もドライアイや疲れが楽になったと言うデータがでています。
目を温めると良質な睡眠をとることが出来るので、1日の終わりである寝る前に目を温めるようにしましょう。
ドライアイや疲れ目におすすめの温め方法
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- 「お風呂で蒸タオル」
- タオルの温度が下がったら、
繰り返し10分~15分続けましょう。
お風呂に入る(41度~42度)
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- 効果のでる2つのポイント
- ・40度以上の蒸気熱
・温め時間10分以上
タオルをお湯で濡らし軽く絞り乗せる。

さらにもうひと手間!
お風呂に入る時に、入浴剤やアロマなど香りのあるものを入れ、電気を消しましょう。
リラックス効果が高まり、副交感神経が刺激され、涙の分泌が良くなります。
※目を温める効果は、ドライアイ改善、目の疲れ、眼精疲労改善、老眼改善、眼病予防、ストレス、冷え症改善など・・ 多数報告され、温熱療法など治療にも利用されています。